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皮膚は縁側のようだ!

皮膚は縁側のようだ!
と、ふと思った。

内にも外にも開かれている、
からだとスピリットのまじりあうところ
世界とわたしが出会うところ。

内と外の境界線でもあり、
わたしが、宇宙の果てまで無限に広がろうとする動きの
始点と、宇宙からやってきってたどり着いた終点が
何ミリという幅の中に、同時に存在している。

魂の中にからだが在るのか...
からだの中に魂が在るのか...
そのどちらであっても
そのどちらでもあっても

ふれることのできない魂というものにふれあえる
秘密の縁側かもしれない。

秘密の割には、あまりに目につきやすいけれど。
一番秘密に隠しておきたいものは、
一番目につきやすいところにおいておけばいい
て誰かがいってたっけ。

ふれる、その聖なる一瞬で
あなたと私が、そこで出あう。

「あなたは誰?」
私の中の魂が、全感覚をひらいて問いかける。

いつも目でみて、言葉を交わしていても
出会うことのなかったあなたと、
皮膚を通して、本当に出会えるから。

「私は世界と分離している」という、
何千年も信じてきた幻想が、
慈しみの手にふれられることで、ゆらいでいく。

目で見て、頭で話して、つながろうとしても
いつまでも満たされないさみしさが、
心の手でふれてみることで、とけていく。

わたしがわたしであることが、
あなたがあなたであることが、
さらに、愛おしくなる。

2008.7.8 © Noriko Murakawa

皮膚は縁側のようだ!_e0115301_1212575.jpg
by awakeningarts | 2008-07-08 12:21 | 法子ブログ | Trackback | Comments(0)
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