人気ブログランキング | 話題のタグを見る

感謝と共に平成を終える

感謝と共に平成を終える_e0115301_21382647.jpg

今日おやつに”たい焼き”を買ったら、「令和おめでとうというシールが付いていた。そうだ、おめでたいのだ。おめでたい、という気持ちで新しい元号の時を迎えられるのだ。と、たい焼きを見つめながらあらためて思った。

昭和を振り返る余裕もなかった前回と違い、今回はここ数日、平成の自分を振り返る事が多かった。

昭和から平成に変わる前日、元号の発表があった日の事は今もありありと覚えている。就職して2年目、会社の制服姿でみんなでオフィスのテレビを見ていた。あの時の場の空気、緊張感は忘れられない。そして慌ただしく、次の日から突然「平成」が始まった。

昭和40年にこの世に生まれて、幼稚園から大学、就職して2年目の1月に平成に変わった。人生の中でも、そこまではある意味順調だったと言える24年間。昭和というレール、基盤の上に立って進んでいられた。昭和の時代のあり方、あるべき姿で意にそぐわない事もあったけれど、レールは安定していた。

それが平成に入って、私の中のそれまでの昭和のレールが途切れてしまった。丁度年齢的に焦点があたるテーマでもあった、結婚と仕事に関して、それまでの順調路線が崩れてしまった...。そこから、自分のあり方を模索する時代が平成と共に始まったような気がする。

この模索時代の事を振り返ると長くなり...、ふと視点を変化させると、模索でもあり又、今思えば自分にとって「実験」の時代だった、と言えるかもしれないな。と書きながら思った。(「模索」が「実験」だったと視点が変化したのも、興味深いことだった。)

ふと、experiment とexperience はexperiまでは同じで、日本語では「実験」と「体験」になるのは、どういうことなのだろうと疑問がわいたので調べてみた。

”experiri の名詞形 experimentum 「ためすこと,しらべること」が古フランス語の綴りのまま英語になったのが experiment 「実験」です。 一方,experiri から派生して「繰り返して試したことで得た知識」という意味 experientia が生まれ,古フランス語の綴りのまま英語に入ったのが experience 「経験」です。”

http://www.eigo21.com/etc/kimagure/035.htm より引用させて頂きました。

experiment 実験が experience 「繰り返して試したことで得た知識」=体験になる。なるほど〜。

「私たちは何の為に生まれてきているのか」という問いの一つの答えは「体験する為」と言われる。昭和と平成を生きて体験して、これからはその知識がwisdom 智慧として熟成し、使って生きていける私でありますように。

さて、「令和」から又次の元号が変わる時に、今のこの2019年春を振り返って何を思うのか。この文章を何かの形で読むのかな。そもそも、この世にいるのだろうか、私? 

明日は感謝と共に、1日を大切に過ごします。











by awakeningarts | 2019-04-29 21:48 | 法子ブログ | Trackback | Comments(0)
←menu